今週のことば


2024年 教会テーマ

「 キ リ ス ト を 信 じ る 信 仰 」

エペソへの手紙 3章12節

 

福 岡 バ イ ブ ル チ ャ ー チ

牧 師   佐 藤 鉄 雄 

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 2024.4.28

   「 戻 っ て き た サ マ リ ヤ 人 」  

    ( ルカの福音書 17 章11~19節 )

 

  イエス様が十字架に架かられることを知りながら、エルサレムに向かう途中、サマリヤとガリラヤの境を通られたときに10人のツアラアトに冒された人たちに出会われた。彼らは、その病気の為に健常者とは接触が禁じられていた。レビ記では「彼らは自分の服を裂き、その髪の毛を乱し、その口髭を覆って、汚れている、汚れていると叫ばなければならない」と律法を記している。10人の中にはユダヤ人もいればサマリヤ人もいた。しかし、今は人々から忌み嫌われる仲間同士で民族的な違いなど関係ない状態だった。物乞いをするために村を出てきた彼らは、イエス様が誰でも偏見なく接して下さる事を聞いていたので、遠くから声を張り上げて、イエス様に憐れみを求めた。イエス様は「行きなさい。そして自分のきよめられた身を祭司に見せなさい」と彼らに答えて言われた。彼らは言われたとおりに行く途中に奇跡的にきよめられた。しかし、そのうちの一人のサマリヤ人だけが、大声で神を称えながら引き返してきて、イエス様の足元にひれ伏して、感謝したのです。10人がきよめられた筈なのに、神をあがめるために戻ってきたのはこの外国人一人だけでした。イエス様は、「あなたの信仰があなたを直したのです。」と彼を祝福されました。後の9人は神の恵みを受けながら、感謝をささげる事を忘れて、それぞればらばらに自分勝手な道に歩んでいったのです。この戻ってきたサマリヤ人は神の癒しの恵みを忘れず、感謝をイエス様に現わしました。神の癒しを受けた者は神を賛美し、感謝を表し、信仰告白をする事の大切さをイエス様は教えておられます。主の恵みの数々を覚えて、日々に感謝をささげて、主の憐れみを証しして参りましょう。

  


 2024.4.21

    「 キリストは弟子たちと共に働かれた 」  

    ( マルコの福音書 16 章14~20節 )

 

 復活されたキリストが、弟子たちと共に働かれたということを意外と理解していない人が多いように見られます。聖書は、主は彼らと共に働かれたと明確に記しています。だから、み言葉に伴うしるしをもって、奇跡を現し、み言葉のたしかなことを証明されたのです。ペンテコステの日に聖霊に満たされた弟子達は,大いに励まされ、また、復活のキリストに会って信仰の確信とみ言葉の真実さを確認して、宣教の為に命がけででかけていきました。そして、聖霊の導きに従って行く所どころで、大胆に福音を語り、病気の人を癒し、悪霊に捕らわれている人々から悪霊を追い出し、力ある御業を現したのです。キリストは彼らの霊の内に力を与え、約束の通りに奇跡を現されたのです。キリストの言葉は、今日も同じように効果的に信じるものに働きます。キリストは、昨日も今日も、永遠に変わることはないのです。これを信じる聖徒は、聖霊が共に働かれることを確信して病人に手を置いて癒しを行うことが出来るのです。

「信じる人には次のようなしるしが伴います。・・・病人に手を置けば病人は癒されます。」この言葉を信じて、クリスチャンは大胆に 病人に手を置いて癒しを宣言しましょう。主が共に働いて下さいます。こうして、救われる人々が多くなるのです。 

 

 


 2024.4.14

       「   霊的な暗闇に置かれたユダヤ人  」  

     ( ヨハネの福音書 1 章1~5節 )

 

  神様に選ばれたユダヤ人は、神の栄光と恵みを現す証人として生かされています。それは神の一方的な選びで、神に従う時は豊かな祝福を受けるが、従わないときは裁きを受けるという契約のもとに彼らは存在しています。そして、神の栄光が現されることを妨害し ようとする霊的な敵が常に彼らを取り囲み、神の約束から目をそらさせようとあらゆる策略をもって攻撃しているのです。暗闇の支配者はユダヤ人の神の選民とされたという誇りと高慢さを利用して、神の支配から離反するように誘惑し、選民意識のゆえにユダヤ人はいつの間にか高慢になりサタンの暗闇の支配下に置かれてしまいました。世界中に離散させられたユダヤ人は、悔い改めて神のもとに帰ろうと祈り、再び神の喜ばれる神の子供たちの国家を再建しようと結束始めたのです。祖国イスラエルの地に帰り、独自の国家を再建し始めた時に神の支えもあり、国々から多くのアリヤー(帰還者)が起こされました。一旦イスラエル国家が誕生すると、 暗闇の主権者、サタンは黙ってはいません。多くの人々に反ユダヤ主義の心を 植え付け、ユダヤ人を霊的な暗闇の牢獄に入れてしまいました。

そういう環境の中から、キリストを真のメシヤ、救い主と信じる新しいユダヤ人(メシアニック・ジュウー)が出てきました。古い律法に縛られているユダヤ人が聖霊の助けにより、キリストを主とする信仰に立ち始めているのです。神の恵みにより、救われた異邦人クリスチャンに聖霊が働き、本来の選民であるユダヤ人が神の栄光を現す信仰に立ち返るように執り成し祈る務めが与えられています。この事を覚えて、物心両面で支える者となって行きましょう。

 


2024.4.7

   「  復活のキリストが語られた使命  」  

    ( 使徒の働き 1 章3~12節 )

 

 キリストは復活してから後に弟子たちの前に姿を現して、2つの事を命じられました。第一は、エルサレムを離れないで、父なる神の約束を待つこと。そうすれば、聖霊のバプテスマを受ける事を教えられた。弟子達は、復活のキリストがイスラエルのためにローマ帝国の支配を打ち破って、イスラエル王国を築き上げるのではないかと期待して、その時が来たのですかと尋ねたところ、「それは父なる神が決められることで、いつかは既に決められている」との返事でした。そして、キリストは二番目の命令を語られた。それは、聖霊を受ける時が来て、圧倒的な力を受けるので、イスラエル地方だけでなく 地の果て(当時のヨーロッパ、アフリカやインド方面を指す)まで福音の証人になって、出かけていきなさい、という事でした。そして、キリストが天に引き上げられた後で、二人の天使が現れ、彼らにキリストは再び同じ有様で来られると、再臨の約束を思い出させました。キリストを神の子と信じ、聖霊のバプテスマを受けると聖徒は新しく生まれ変わった者とされます。そして、永遠のいのちの約束を知らない人々に神の国に生きる約束を得るように、証しをして行く使命を与えられていることが理解できるようになります。こうして、日々に聖霊に導かれて、キリストや弟子達も現したように、力に満たされて不思議としるしや奇跡の伴う宣教を行うことが出来るのです。こうして神の国が拡大されていきます。